高校生の約10人に1人
通信制高校は、仕組みが全日制と違う。
だから比べ方も違う。
通信制高校の生徒は30万5,221人。高校生全体の約9.6%にあたり、10年連続で増えています(文部科学省「令和7年度学校基本調査」速報値)。 もう珍しい進路ではありません。ただし通信制は単位制で、卒業までの数え方も、学費のかかり方も、全日制とは別の設計になっています。 「良さそうな学校」を先に探すより、先に仕組みを知ったほうが早く決まります。
卒業に必要なのは「74単位」の積み上げ
全日制のように学年で進むのではなく、単位を積み、在籍期間3年以上を満たすと卒業になります。
1単位=おおむねレポート数回+スクーリング(対面授業)+単位認定試験。 年に何単位取るかは自分で決められるので、体調や仕事の都合に合わせて配分できます。 逆にいえば、配分を決めないと進まないのが通信制です。
まず読むもの
- 通信制高校とは何か——全日制・定時制との違いを仕組みから 単位制・レポート・スクーリング・単位認定試験。卒業要件74単位と在籍3年以上の意味、広域通信制と狭域通信制の違いまで。
- 通信制高校の学費と、2026年度からの就学支援金 「単位あたりいくら」の学費構造と、所得制限が撤廃された就学支援金。授業料以外にかかる費用の見落としも。
- 通信制高校の選び方——資料請求と学校説明会で確認する14項目 通学頻度、サポート校との関係、担任がつくか、転入・編入の単位引き継ぎ。パンフレットに書かれない部分の聞き方。
- 中学で学校に行けなかったとき、高校進学にどんな選択肢があるか 通信制・定時制・チャレンジスクール・高卒認定。欠席日数や内申が受験にどう影響するかを含めて整理します。
このサイトの立ち位置
通信制高校は学校ごとに設計が違い、同じ「週1日コース」でも中身が揃っていません。 そのため当サイトでは、学校に順位をつけません。順位をつけようとすると、比べられない項目を無理に比べることになるからです。
代わりに、制度と数字の出どころを示したうえで、「自分の場合はどこを確認すればいいか」がわかる形で書いています。 数値は文部科学省の統計や各校の公式発表など一次資料を出典として明記し、確認した時点も添えています。
最終的な判断材料は、必ず学校本人からの資料で確認してください。当サイトの記載と学校の公式発表が食い違う場合は、学校の発表が正です。
資料請求できる学校
通信制高校の多くは、入学時期に関係なく年間を通して資料を取り寄せられます。 費用はかからず、パンフレットと募集要項が届くのが一般的です。まず2〜3校を並べて見比べるところからで十分です。